- 寒い冬をなるべく暖かく過ごしたい
- いろいろなブランドから防寒インナーが出ているけど、どの商品を選べばいいんだろう?
こんな悩みを抱えている方への記事です。
生まれてから北海道で30年以上暮らしているごぼう(@shungobo)です。
2月は1年で最も寒い時期であり、防寒対策が難しいですよね。防寒アウターは皆さん用意する人がほとんどだと思いますが、肌に直接触れるインナーって意外としっくりくるものがなかったりします。
今回の記事では、ワークマンのメリノウールインナーを購入してから毎日愛用している筆者が、実際に着用してみた感想を正直にレビューしていきます。冬のインナー選びの参考にしてみて下さい。
- メリノウールの特徴
- ワークマンメリノウールインナーの値段
- ワークマンメリノウールインナーのサイズ感・着用してみた感想
- ワークマンメリノウールインナーのメリット
- ワークマンメリノウールインナーのデメリット
ワークマンのメリノウールインナーは暖かくて高機能、コスパ抜群で多くの人におすすめ!
メリノウールってどんな素材?
メリノウールは繊維の細さによってランク付けされており、一般的に糸が細ければ細いほど高級で柔らかく、希少性が高いといわれています。
今回購入した「メリノウール長袖丸首シャツ」と「メリノウール ロングタイツ」はメリノウールの中でも最高級のスーパーエクストラファインメリノを100%使用しています。
メリノウールの特徴
- 優れた吸放湿性
- 保温性が高い
- 抗菌防臭効果が高い
- 肌触りがいい
優れた吸放湿性
糸の表面に出ているスケール(鱗状の構造)部分は水を弾きやすい性能を持っています。人間の髪の毛であるキューティクルをイメージするとわかりやすいです。そのおかげで肌にふれたときドライな感覚が強くなります。
また、ウール自体は水を含みやすい性質があります。汗をかいてきたときに湿気を吸収してくれるため、べたつきを抑えることができます。
「ウールは汗冷えしにくい」と言われているのは、繊維の中に汗を止めてくれるため、汗を気化するとき気化熱の発生が緩やかになり、熱を奪われにくいからです。
それだけなく、周りが乾燥していたときはウールの中にある水分をすることで肌面を快適に保ってくれます。
これらの機能は天然のエアコンと表現されたりもします。
保温性が高い
ウールの繊維は、大気中の湿気を吸収して熱を発生させます。そして上記でも述べたように、繊維の表面にあるスケールという鱗状の組織が、この熱を逃がさない働きを持っています。
またウール自体の繊維は縮れているので、空気を閉じ込めやすくなっています。中でもメリノウールの繊維は、他のウールより縮れ(クリンプ)が細かく、絡み合いやすいためより保温効果を高めることができます。
抗菌防臭効果
天然素材であるウールには抗菌作用が高く、汗を分解するときに悪臭を発生させるバクテリアを無害にしてくれる成分があります。
通常のウールよりも繊維が細かいメリノウールは、繊維内に吸収した水分や皮脂などの臭い成分を閉じ込めるため、優れた防臭効果が期待できます。
肌触りがいい
一般的なウール商品は肌に触れるとチクチクするイメージがあります。筆者は敏感肌なので、以前ウールのニット帽やマフラーをしたときは常にチクチクして肌がかゆくなりました。
ワークマンのメリノウールインナーは、超極細繊維であるスーパーエクストラファインメリノを使用しているため、敏感肌の筆者でも違和感なく着用できています(※個人差はあります)。
登山者の多くがインナーにメリノウールを着用している理由がわかります!
ワークマン メリノウールインナーの値段
高機能で優れた素材であるメリノウールですが、今回購入したワークマンの「メリノウール長袖丸首シャツ」と「メリノウール ロングタイツ」はともに¥1900円(税込)で販売されていました。
こんなに安くて品質や機能は大丈夫なんだろうか?
日本のアウトドアメーカー「モンベル」のメリノウールインナーは、最も安価な薄手タイプで長袖が¥6600円(税込)、ロングタイツが¥6490円(税込)で販売されていました。
海外のアウトドアメーカーになると¥10000円以上する商品もあります。
比較すると、ワークマンのコストパフォーマンスが圧倒的すぎますね…。
サイズ感・着用してみた感想
筆者は身長178㎝、体重61㎏です。
まずは「メリノウール長袖丸首シャツ」
カラーはブラックとネイビーの2色、サイズはM、L、LLの3サイズ展開です。
サイズ | M | L | LL |
身長(cm) | 165~175 | 175~185 | 175~185 |
胸囲(cm) | 88~96 | 96~104 | 104~112 |
カラーはブラック、Lサイズを着用しています。袖丈はぴったりで肩幅、身幅、着丈もジャストです。ストレッチ性があるため窮屈な感じもありません。
同じくらいの身長で細身体型の人はLサイズで問題ないかと思いますが、ガッチリした体型の人はワンサイズUPさせてLLサイズの方がいいかもしれません。
襟元はオーソドックスな丸首のデザイン。生地は肌が透けるほど薄くはないですが分厚くもないといったところです。
袖口はリブになっています。腕まくりしてもずり落ちてこないので便利ですね。
次は「メリノウール ロングタイツ」
カラーは長袖と同じくブラックとネイビーの2色、サイズはM、L、LLの3サイズ展開です。
サイズ | M | L | LL |
ウエスト(cm) | 76~84 | 84~94 | 94~104 |
総丈(cm) | 97 | 99 | 101 |
カラーはブラック、サイズはMサイズを着用しています。股下の長さが足りるか不安でしたが、くるぶしの少し上くらいでした。標準体型の人は、ウエストに合わせてMかLサイズどちらかを選べば問題なさそうです。
ロングタイツの方もストレッチ性があるため、窮屈な感じもなく着用できています。
ウエストゴム部分はナイロン55%、ポリエステル45%の配合で耐久性を高めています。フロント部分は前開き仕様です。
背面はウエストの下から太ももの内側にかけて斜めに縫うことで動きやすくしています。
裾部分はリブになっており、二重に編まれているので伸びにくくなっています。
ワークマン メリノウールインナーのメリット
- 値段が安い
- 着用時期が長い
- 汎用性が高い
- シンプルでベーシックなデザイン
値段が安い
いちばんはやはり価格でしょう。高品質のスーパーエクストラファインメリノを使用したインナーが¥2000円以下で買えるのは、今のところワークマンしか見たことがありません。
生地の厚さが同程度のユニクロや無印良品から販売されているあったかインナーが¥990円~¥2000円ほどなので、価格差はほとんどないにもかかわらず高機能です。「どうしても肌に合わない」という場合は仕方ないですが、買って損はない商品です。
着用時期が長い
ワークマンのメリノウールインナーは生地の厚さが150g/m2となっており、オールシーズン対応の厚さです。
生地の厚さについてはメリノウール専業ブランドであるicebreakerのサイトが参考になります。
メリノウールインナーは冬によく着るものというイメージが強いですが、吸放湿性や防臭性が高いので、暑くて汗をかきやすい夏にも適している素材と言えます。また、エアコンが効いている部屋でも汗冷えを防ぐことができます。他のあったかインナーと違いほぼ1年中使用できるのは便利です。
汎用性が高い
登山やアウトドアで使われることが多いメリノウールインナーですが、高機能素材のため様々な用途で着用することができます。
生地の特性を活かすため、筆者は普段使いだけでなくランニングでも着用しています。汗をかいてもスムーズに体温調整してくれるので、不快感なくランニングに取り組むことができます。
また、部屋着やパジャマにもおすすめ。寒い時期にはメリノウールインナーを着用することで暖房費も節約することができますよ。
シンプルでベーシックなデザイン
一般的なTシャツやタイツと同様ベーシックなデザインで生地には程よい厚さがあります。
1枚で着ると若干の下着感は出てしまいますが、重ね着してチラ見えするくらいなら許容範囲です。ロゴもないので普段着とも合わせやすいと思います。
ワークマン メリノウールインナーのデメリット
日常で使っていて不自由を感じたことはほとんどないのですが、あえてあげるとすれば以下の3つです。
- 耐久性は微妙?
- 前後がわかりにくい
- 欲しいときに売り切れていることがある
耐久性は微妙?
ワークマンのオンラインサイトでは高評価のレビューがほとんどですが、首元、肘や膝周りが何回か着たら伸びてしまったという人もいるようです。ワークマンの商品を実際に店頭で見てみると、価格の安さから「縫製が雑だな」と感じたり、実際に使っていて洗濯を繰り返すと劣化してしまう商品も確かにありました。
今回購入したメリノウールインナーは、約4か月着用しましたが縮みや目立った傷みは今のところありません。毎日着用するので、時間の経過とともに生地が伸びてくるのは仕方ないと割り切って使用していきます。
洗濯方法は注意する必要がありますが、ワークマンのメリノウールインナーは洗濯機の使用が可能となっています。
筆はどちらといえば縮んでしまうのを防ぎたかったので、毎回の洗濯時に中性洗剤につけぬるま湯で手洗いしてから洗濯機ですすぎと脱水をしています。
洗濯表示の通り扱えば問題なく使用できるでしょう。天然素材だからこそ洗濯に少しの手間を加えることで、より長く使っていきたいと思っています。
前後がわかりにくい
首元のタグや胸元のロゴなどの目印になるようなものがないため、Tシャツの前後を間違えて着てしまうことがたまにあります。着心地を考えるとうれしいのですが、時間がないとき前後逆に着てしまって直すのは少し手間です。
首元にタグレスの表示がついているとわかりやすくなるので、改善されるとよりストレスなく使用できそうです。
とはいえ値段を考えると文句は言えませんね…。
欲しいときに売り切れているときがある
ワークマンの人気商品にありがちですが、発売されてもオンラインサイトで品切れが続いたり、店頭に行っても欠品していることが多かったようです。
ブログを書いている2月中旬には春夏商品が入荷する時期に入ることもあってかオンラインサイトは在庫なし、筆者が住んでいる北海道の各店舗でもかなり在庫が少ないという状況になっていました。
筆者が昨年の11月末に店頭で購入したときは、メリノウール商品が店頭に行くとサイズ・カラーとも豊富に展開されていたので、寒さが本格的になってくる前に購入することをおすすめします。
ワークマン メリノウールインナー まとめ
今回は、「ワークマン メリノウールインナーは冬のインナーに最適」という内容で実際に使用している筆者が記事を書きました。
- 高機能メリノウールインナーが¥1990円で買えてコスパ抜群
- 着用期間が長くほぼ1年中使用できる
- 汎用性が高くアウトドア、ランニングから普段使いまでさまざまな用途で使用できる
- 縮みや劣化を防ぐため洗濯表示に沿って洗濯する
- 真冬には在庫が少なくなるので本格的に寒くなるなる前に購入するのがおすすめ
冬の防寒だけでなく、1年中使えるワークマンのメリノウールインナー。コストパフォーマンスも高いので洗い替えに何着がまとめて買うのもおすすめです。
今後も秋冬になると毎年継続して販売される商品だと思うので、「メリノウールの機能を試してみたい!」という方は値段も手頃なワークマンでまずは購入してみて下さい。普段の生活を快適に過ごすことができますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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