- 社会人になったけどお金がなかなか貯まらない
- お金の管理を簡単にしたい
- ついつい無駄遣いをしてしまう
こんな方に向けての記事になります。
ごぼう(@shungobo)です。
多くの人がお金を自分で稼ぐようになるのが20代。当時の私も、好きなようにお金を使えることがうれしかったのを覚えています。
同時に多くの誘惑があるのも事実。商品を売る企業側にとってお金に疎い新社会人は、格好のターゲットになります。
学校でお金の勉強をする機会はほとんどないため、正しい知識を持っていないとお金がなくて生活に困った、なんてことになりかねません。
今回の記事では、私が20代で経験したお金の失敗5つを紹介します。全て実体験に基づいているので、ぜひ反面教師として参考にしていただければと思います。
- 保険の契約
- クレカ・銀行口座の複数所持
- 企業型確定拠出年金を元本確保型で運用
- 車の購入
- 無駄な買い物
お金について真剣に勉強することで確実に生活が変わり、将来への不安を少しずつ減らすことができる!
それでは順番にみていきましょう。
保険の契約
新卒で入った会社は共済を扱っており、毎年のノルマが厳しいらしい、というのはなんとなく聞いていました。
ここからは、私が3つの保険へ加入するまでの物語になります。ぜひ最後まで聞いてください 笑
〜ごぼうの保険加入物語〜
ある日、配属先で上司から呼び出しを受けました。
そこには保険担当のおばさんが笑顔で待っており、カウンターへ座るように言われ、
ごぼうさん、保険は入っているの?若いうちから入っておくと安心ね!
新卒で入った子はこの時期にみんな入るの!そのままあなたの実績になるのよ!
パンフレットを見せられながら説明を聞いていたのですが、当時の私はほとんど知識もなかったため、ただただ聞いてうなずくだけでした。
そして翌日印鑑を持ってくるように言われ、医療保険を契約しました。
当時は、
この職場に勤めている以上仕方ないのかな。自分で入れば詰められずに済んで、月々の掛金2000円なら安いもんか。
と思っていたのですが…。
この後の展開はなんとなく想像できますかね 笑
次の異動先でまた呼び出され、別の担当者から、
まだ生命保険には入っていないわねー。働いてて万が一のことがあったら困るでしょ!」
まあノルマもあるし仕方ないか…。
と観念した私は、生命保険にも加入しました。
この時点で保険素人の私でも、
これだけ保険に入ったんだから、さすがにもう終わりだろう。、
と思っていたのですが、次の異動先でまた別の担当者から、
「まだ医療保険にがん特約はつけてないでしょ。月に数百円だから、ね!」
と強引に勧誘されたので、
もう2つも保険かけてるので、さすがにいらないです。
と一度は断ったんですが、そこで店長が登場し、
ノルマこのままじゃ達成できないから頼むわ!まあ、とりあえず入れや!
と半ば強引に加入することに…。これで私の保険コレクションが完成しました 笑
その後も毎年のノルマ達成のため、少しずつ保険の見直しを繰り返すという負のループに。
結局、多いときで保険に月々5000円以上掛けていました。
実際に保険のお世話になったのは、お◯りの不調で痔の手術をしたときの医療保険くらい…。
当時独身独り暮らしであった私の環境において、
- たとえ急に亡くなっても、困る人はいないので生命保険はいらない
- 身体は元気で大きな病気もないし、突発的な入院や手術には公的保険で賄える
- がん特約をつけても、がんになる確率が下がるわけではない
そもそも、「保険」というのは起こる確立が低いけど、損失が大きい事象に対して備えるものです。営業担当者にだまされず、自分の環境に合わせて必要な保険だけ入るようにしましょう。
クレカ・銀行口座の複数所持
私が20代社会人生活で持っていたクレカと銀行口座一覧はこちらになります。
- 駅ビル発行クレカ(駅ビルでの買い物のみに使用)
- 地方銀行のキャッシュカード機能付帯型クレカ(生活費用)
- 楽天カード(楽天市場での買い物用)
- ゆうちょ(駅ビル発行クレカ引き落とし用)
- 地方銀行(生活費・楽天カード引き落とし用)
出口が見事にバラバラですね 笑
買い物用に持っているだけのカードは浪費の原因になりますし、お金の出口が複数あると、
- いつ
- どこで
- 何に
使ったのかがわかりにくく管理が大変になります。
生活に困窮するようなことはありませんでしたが、お金の出口をまとめておけば、もっと若いうちから蓄財することができたと思います。
現在は、
- クレジットカード→楽天カード
- 銀行口座→楽天銀行(メイン)、住信SBIネット銀行(サブ)
で運用しています。
決済手段を楽天カード1枚のみに集約することで、月々の明細が把握しやすくなりました。
また、ネット銀行を使うことで
- スマホやパソコンがあれば取引可能
- ATMもコンビニに設置されている
取引のためわざわざ行列に並ぶ必要がなくなりました。
クレジットカードとネット銀行口座は、
- 楽天カードと楽天銀行
- 三井住友NLカードと住信SBIネット銀行
この組み合わせが証券口座との連携もスムーズになるのでおすすめです。
企業型確定拠出年金を元本確保型で運用
初めに企業型確定拠出年金について説明します。
企業型DC(企業型確定拠出年金)とは、企業が掛金を毎月積み立て(拠出)し、従業員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う制度です。
引用:一般社団法人投資信託協会
簡単に言えば企業側が、
「年金の足しに定年までお金出すよー。増やしたかったらあとは自己責任でやってね😀」
という制度です。
ちなみに自分でお金を出して運用していくのが、個人型確定拠出年金(iDeCo)です。
就職して数年がたったころ、会社から企業型確定拠出年金の資料が手渡されました。
地方の異動先で忙しく仕事をしていた時期だったのですが、
投資信託?株式?債券?国内?外国?REIT?商品がたくさんあってどれを選べばいいのかわからん!
とマネーリテラシーがあまりにも低かった当時の私は、とりあえず元本確保型の定期預金商品を選びました。
しかし、これだと低金利である普通の銀行へ預けているのとほとんど変わりません。
2年後にようやく気がついたのですが、商品について深く調べもせず評価スコアがいい商品を適当にスイッチングして運用していました。今思うとそれはそれで危険すぎる…。
企業型確定拠出年金には、
- 運用益が非課税
- 受取時に「退職所得控除」または「公的年金等控除」が受けられる
- 従業員自身が上乗せで拠出する分の掛金(マッチング拠出)は、全額所得控除の対象となる
というメリットがあります。
60歳まで引き出せないデメリットはあるものの、メリットを考えれば老後の資産形成のためにも少しリスクを取った運用をすべき。
優良な投資商品を数十年という長期にわたって運用していくことで、元本割れのリスクをかなり減らすことができます。
転職した現在は個人型確定拠出年金(iDeCo)で月々5000円を拠出していますが、最初から手数料の低い全世界に分散された低コストのインデックス型投資信託で運用していれば、さらに恩恵を受けることができたでしょう。
若いうちから資産運用や投資について自分で少しでも勉強しておけばよかったと後悔しています。
車の購入
元々車に興味はなく購入予定もなかったのですが、新卒で入った会社では上層部の方が見回りへ来る度に、
車買った?
まだ車買ってないの?
といつも言われていました。車を持っている若手社員は、人手不足である地方へ異動をさせやすいことがあったからです。
もちろん転勤があることは承知の上だったのですが、まだ入社したてでお金も貯まっていませんでした。
そして2年目の7月に入ったころ、辞令が出て1週間後には地方で勤務することになり、
準備期間少なすぎやろ!
と思いつつ、車がないと生活がかなり不便な地域だったので、60万円の中古車を購入することに…。
当時は泣く泣く購入することになった車、知らない地方への勤務でかなり気持ちがブルーだったのを思い出します 笑
このような会社を選んだのは自己責任であり、自分で働く環境を選ぶ大切さを学んだのですが、ここで一番の問題なのは車をローンで購入したことです。
車をローンで購入することにより、
- 利息がつくため支払総額も増える
- 駐車場やガソリン代など経済的負担が増える
- 自動車保険料や車検費用がかかる
そのため、車を所有するかしないかで蓄財スピードがかなり違ってきます。
社会人になりお金を自分で稼ぐようになると、学生時代の友人や同僚から、
◯百万円の新車買った!
みたいにマウントを取ってくる人がいるかもしれません。
- 車が趣味🔧
- かっこいい車に乗りたい🚘
- 助手席に可愛い子を乗せたい👧
車に対してそれぞれ価値観があると思うので購入するのは自由ですが、車は生活するのに必須ではありません。
私は60万円を月々の支払い10,900円でローンを組み返済していったのですが、毎月の通帳明細を見る度に、
まだローンの支払いが終わらないのか…。
と心のモヤモヤが消えませんでした。
借金をするとそれだけ精神的に与える影響も大きく、仕事が苦しくてもやめられないリスクもあります。
どうしても必要ならお金を充分に貯めてから買う、たまに使うくらいならカーシェアが使える場所に住むのを検討するのがいいでしょう。
トータルでは出費をかなり抑えることができるはずです。
無駄な買い物
車のローン以外で借金はせず、給料の範囲内で生活は送っていたのですが、仕事のストレス発散のためについついお金を使ってしまうことが多かったです。
具体的には、
- 服
- バッグ
- 靴
- 時計
などですね。
週5〜6日は仕事へ行くため休日に身につけるものはそれほど必要なかったのですが、がんばっているご褒美としてボーナスが出るタイミングなどに買っていました。
しかし、数年経って手元に残っているものは片手で数えるくらい。
中には数万円する商品もありましたが、めったに使わないものはメルカリやリサイクルショップを使いほとんど手放しました。
1回しか着ていない5万円のコートが2000円にしかならなかったのは悲しすぎた…。
現在は買い物する前に、
- 今あるもので用途が満たせないか
- 今の生活環境にマッチしているか
- 1年でどれくらい使用頻度があるか
- なるべく季節問わず使えるものか
- 試着したり実際に見てから判断する
インターネットの情報を参考にすることもありますが、自分には本当に必要かどうかを判断できるようになってきたので、買い物の失敗は大分減りました。
自分で把握できるくらいに持ち物を絞ることで結果的に無駄な出費がなくなり、生活にゆとりが生まれてきました。
浮いたお金はNISAによる株式投資や自己投資に使うことで将来の不安が減り、自分自身の価値向上にも繋がっていきますよ。
まとめ お金の勉強をすることで生活は変わる!
今回は、「新社会人必見!20代でのお金の失敗5選」というテーマで、私の実体験も交えながら記事を書きました。
- 保険の契約
- クレカ・銀行口座の複数所持
- 企業型確定拠出年金を元本確保型で運用
- 車の購入
- 無駄な買い物
振り返ると後悔しかないですが、20代で失敗したからこそ今の自分があるとも思います。
私は、30代になりお金について真剣に勉強をすることで確実に生活が変わったという実感があり、将来への不安を少しずつ減らすことができています。
20代の方は私と同じような失敗をしないで欲しいですし、30代以降の方もなるべく早く見直すことが大事です。
この記事を読んだ多くの人の生活が変わることを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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