理学療法士になるための勉強方法とおすすめ参考書4選

理学療法士を目指しているけど、勉強方法に悩んでいる。

こんな方へ向けての記事です。

ごぼう(@shungobo)です。

理学療法士になるために学校へ通っている人の中には、仕事やアルバイトをしながら学校へ通っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、学校では医療分野をはじめ多くの知識を身に付け、理解していく必要があります。高校生までに学んでいない科目が多いため、戸惑ってしまう人もいるかもしれません。

私も昼間働きながら夜に学校へ通っていたので、限られた時間の中で勉強時間を確保する必要がありました。

PT学生A

理学療法士になろうと学校へ入ったはいいけど、勉強方法がわからないよ…。

PT学生B

テキストがたくさんあるけどどれを選べばいいんだろう…。

こんな悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。

今回の記事では、筆者が実際に行っていた勉強方法とおすすめの参考書4選を紹介します。効率の良い勉強方法を探している人は、ぜひ読んでみて下さい。

目次

筆者が実際に行っていた勉強方法

前提として、仕事と勉強を両立した生活に身体が慣れてくるまでは少し大変かもしれませんが、休日を含めて普段と変わらない時間に起床・就寝するのがベストです。なるべく生活リズムを一定にするように心がけ、課題が出ることも多いのでスケジュールを計画的に組みましょう。

すき間時間を有効活用する

昼間に仕事をして、夜に学校へ行き授業を受けるというスタイルで生活をしていたので、仕事と学校が両方休みの日でないとまとまった時間を確保することができませんでした。

そこで少しでも知識を定着させるためにすき間時間を有効活用していました。すき間時間は人によって違うと思いますが、私の場合は、

  • 仕事の休憩時間
  • 通学時の電車内

この2つを大事にしていました。授業ノート・資料、参考書やinstagramの医療系アカウントに目を通すなどなんでも構わないと思います。少しの間でも学んだことに触れるというのを意識して生活を送っていました。

YouTubeやinstagramで発信している医療アカウントを閲覧する

医療分野は初めて学ぶことが多いため、学校の授業だけではすぐ理解できないときがあります。

  • 教科書を読んでもわかりづらくてどこがポイントなのかわからない…
  • 授業中寝てしまった…(完全に私です… 本来はダメですよ 笑)
  • 復習をして知識を定着させたい

そんなときに活用していました。

ラーニングピラミッドという考え方があり、動画やイラストを通して勉強することでより深く記憶に残り、内容の定着率がアップするといわれています。

現在は医療分野の発信をしている方が多いので非常に便利です。勉強に行き詰まったらぜひ活用していきたいですね。

私がよく参考にしていたのは、

「ゴロー/イラストで学ぶ体の仕組み」というYou Tubeチャンネルです。

医療系学生には必須の解剖学・生理学の知識がキャラクターや見やすいイラストで丁寧にまとめられており、初めて学ぶ人にもわかりやすいです。国家試験前まで繰り返し見て知識の確認をしていました。

再生数の多い動画を貼っておきます。ぜひ試しに見てみることをおすすめします!

私は書籍も購入し使っていました。暗記に苦労してる方は読んでみて下さい。

休日は外出して勉強をする

休日は仕事をしている人にとって最もまとまった時間が確保できる日です。自宅でゆっくりしたいという気持ちが出ますが、誘惑が多くどうしても怠けてしまいがちになります。

私も自宅でない場所で勉強する方が捗るため、外出し勉強するようにしていました。

場所は開いていれば学校や図書館、カフェやマクドナルドなど、どこでも構わないと思います。自分に合った場所を見つけましょう。

ごぼう

私は普段仕事をする時間が8時間だったので、休日は同じだけ勉強するように心がけていました。

もちろん長時間ダラダラ勉強するのはダメです。その日でやることを決め、休憩を挟みながら行いましょう。集中していたら時間はあっという間に過ぎるものです。

やるべきことが終わったら自分の趣味に時間を使って気分転換したり、自宅で身体をゆっくり休めるのもいいかと思います。貴重な休日を有意義に過ごしましょう。

実際に使っていたおすすめの参考書4選

学校に入学したら授業ごとに指定の教科書を購入したり、講師の先生から授業資料をもらうことが多いと思います。

しかし、学校では初めて学ぶことも多いため、教科書と授業資料だけで完璧に理解することはなかなか難しい場合があります。

そこで活用したいのが参考書です。筆者が実際に使って本当に役立った参考書を紹介していきます。

病気がみえるシリーズ(メディックメディア)

「病気がみえる」シリーズは現場で働く医療系職種の方から学生まで多くの方が手に取っていると思います。

特長として、全体像や「症状→検査→診断→治療」といった大きな流れをみせ、その後に個別のテーマをクローズアップして解説していくため、記憶に定着しやすくなっています。

また、理解しにくい部分まで多くがビジュアル化されており、視覚的にわかりやすくなっています。

分野ごとにシリーズ化されていますが、理学療法士を目指す方はまず「vol.7 脳・神経」から入るのがおすすめです。

学校を卒業後も間違いなく使えるため、必携の参考書として持っておくべきですね。

いいなと思ったら他の分野もぜひ目を通してみて下さい。

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クエスチョン・バンク 理学療法士・作業療法士 国家試験問題解説シリーズ(メディックメディア)

「クエスチョンバンク」シリーズは1年ごとに発売される国家試験対策の問題集ですが、最新のものでなくていいので早めに購入しておいて損はありません。

先に紹介した「病気がみえる」シリーズと同じ出版社から発売されており、文章解説のみでは理解しにくい部分が豊富なイラストや図表でわかりやすく記憶に残りやすい作りになっています。

重要なポイントを中心にまとめられているので、効率よく勉強することができます。

国家試験は「共通問題」と「専門問題」に分かれており、書籍も2冊に分けて販売されています。

まずは「共通問題」の方だけでも買っておくと普段の勉強が進めやすくなると思います。早くから国家試験の問題に触れることができるので、対策もしやすくなりますよ。

なんでやねん!根拠がわかる解剖学・生理学要点50(メディカ出版)

医学の基礎である「解剖学・生理学」は難しい用語が多く、覚えることが多いので勉強が進まない、という人が多いと思います。

この書籍では、関西弁の先生・助手・学生の3人が会話形式で進めていきます。内容が図解やユーモアのある会話の中でわかりやすくまとめられており、楽しく読み進めることができます。

「解剖学・生理学」は1つひとつバラバラに覚えてしまいがちですが、丸暗記するのではなく関係があることを結びつけながら覚えていくというコツをこの書籍から学びました。

「解剖学・生理学」の勉強は学校へ入学してまずぶち当たる壁ですが、曖昧なままだと後で苦労することになります。国家試験でも多くの問題が出るので、早めに対策をしていきましょう。

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町田志樹の聴いて覚える起始停止(三輪書店)

理学療法士は運動器との関わりが深い職種のため、人間の骨・筋肉の構造や位置などを正確に理解する必要があります。しかし、学校が指定する教科書には情報量が多くポイントがうまくまとまっていない書籍もあり、膨大な量の骨や筋肉を暗記するのが難しい場合があります。

「町田志樹の聴いて覚える起始停止」では、書籍の内容に音声を合わせた動画を視聴することが可能です。暗記シートがついているので、通学時の電車内などすき間時間の学習にもピッタリです。

筋肉の起始停止・神経支配や作用をひたすら覚えるのは地味で苦手な人が多いので、繰り返し学習して知識を深めていきましょう。

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理学療法士になるための勉強方法とおすすめ参考書 まとめ

今回は、理学療法士になるための勉強方法とおすすめ参考書4選ということで記事を書きました。

  • すき間時間を有効活用して少しの間でも学んだことに触れる機会を作る
  • YouTubeやinstagramを活用して記憶をより定着させる
  • 休日は外出して集中できる環境で勉強をする

学年が上がっていくにつれ勉強する内容も難しくなりますが、土台がしっかりしていれば理解がしやすいです。筆者は1年生のときに「解剖学・生理学」を繰り返し学習した結果、その後の学習もスムーズに進めることができ、国家試験にも無事合格できました。

医学関係の書籍は高価のものも多いですが、メルカリなどのフリマサイトや中古品などをうまく活用すれば出費を抑えることができます。

自分に合った勉強方法を見つけて、計画的に効率よく勉強を続けていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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