楽天証券で投資信託を積立しているけど、
- 新NISAで積立設定をクレジットカードで月5万円、楽天キャッシュで月5万円にしていたけど、クレジットカードだけで10万円積立したい…。
- クレジットカードで月10万円積立設定しても、楽天キャッシュを使い追加で積立設定できるの?
こんな疑問を持っている方への記事です。
楽天経済圏住人のごぼう(@shungobo)です。
2024年から新NISA制度が開始されたタイミングで、投資を始める人が増えたというニュースをよく耳にするようになりました。
旧NISAと新NISAの比較
普段楽天のサービスを多く利用している場合は、楽天証券の証券口座を開設しているという人が多いはず。
すると最近、こんなニュースが。
3月8日、内閣府令「金融商品取引業等に関する内閣府令」が一部改正され、クレジットカードによる投資信託の積立購入(クレカ積立)の上限額が、月5万円から月10万円に引き上げられると発表。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/758f33c611976fa862f8c056a4c49d972768d4b8
「クレカ積立」を導入しているネット証券各社が、クレカ積立上限額を月10万円へ引き上げると声明を出しました。
指定のクレジットカードを使用し投信積立を行うとポイント還元が受けられるため、活用している人も多いことでしょう。
私がメインで使っている楽天証券も対応策をすぐに発表しています。
楽天証券、投信積立「楽天カード」クレジット決済、月額上限を10万円に引上げ
楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治、以下「楽天証券」)と、楽天カード株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:穂坂 雅之、以下「楽天カード」)は、2024年3月8日(金)に改正された内閣府令「金融商品取引業等に関する内閣府令」の一部改正を受け、同年3月10日(日)以降の積立設定分(同年4月積立購入分)より、楽天証券の投信積立「楽天カード」クレジット決済において、上限額を月5万円から月10万円に引き上げることをお知らせします。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000535.000011088.html
仮に月10万円を楽天証券でポイント還元を受けつつ積み立てる場合、楽天カードと楽天キャッシュ(楽天独自の電子マネー)それぞれ5万円ずつ積立設定をする必要がありましたが、クレジットカードのみでも月10万円積立可能になりました。
今回の記事では、月10万円をクレジットカード積立設定する方法と、追加で楽天キャッシュを使い積立をしたい場合どうしたらいいのか、私が楽天証券のサイトを使って実際に行ってみました。ぜひ参考にしていただけたらと思います。
- 楽天証券でクレジットカードを使い月10万円積立設定する方法
- 楽天キャッシュを併用して追加で積立設定する方法
- 投信積立における楽天カードクレジット決済と楽天キャッシュ決済の違い
- 楽天カードクレジット決済の投信積立を行う際に注意すること
クレカ積立と楽天キャッシュ積立の併用は可能ですが、楽天キャッシュ決済は無理して使う必要はないというのが私の個人的見解になります。
楽天証券でクレジットカードを使い月10万円積立設定する方法
パソコンで楽天証券のサイトにアクセスし、IDとパスワードを入力してログインします。
ログイン後、「投資信託」→「積立設定」と進みます。
「積立設定一覧」という画面が表示され、現在の積立設定が確認できます。
ここから、NISAつみたて投資枠をクレジットカード決済で月10万円にするための設定をしていきます。
①楽天キャッシュで積立設定しているファンドの「解除」をクリック。
②「積立設定解除」という画面が表示されます。楽天キャッシュのチャージが不要となる場合は、「変更」をクリック。
今回は一旦チャージをやめるので「設定を解除する」をクリック。
③「積立設定解除画面」に戻ったら、取引暗証番号を入力し、「解除する」をクリックします。
④「積立設定」→「積立設定一覧」からクレジットカード決済で積立設定しているファンドの「変更」をクリック
(違うファンドで積立設定を行う場合は「新しく積立するファンドを探す」から新たに積立設定を行いましょう)。
⑤「積立設定変更」画面が表示されます。
下にスライドし、設定を訂正から積立金額を「100000」と入力。
さらに下にスライドし「内容を確認」をクリック。
⑥変更内容を確認したら、取引暗証番号を入力して「設定する」をクリック。
これで設定が完了になります。
楽天キャッシュを併用して追加で積立設定する方法
「積立設定一覧」画面よりNISA成長投資枠を使って設定を行います。
①証券口座で積立設定しているファンドの「解除」をクリック。
②「積立注文」画面より積立設定解除の内容を確認し、取引暗証番号を入力して「解除」をクリック。
③「積立設定一覧」画面より、「新しく積立するファンドを探す」をクリック。
投信スーパーサーチより積立したいファンド[今回はクレジットカード積立で設定したファンドと同じeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)]を選択。
ファンドの内容を確認したら、「積立設定」をクリックし、「NISA成長投資枠」を選択します。
④「積立注文」画面より「楽天キャッシュ(電子マネー)」を選択し、「積立指定日」(今回はクレカ積立と同じ8日)、「積立金額」を入力。
下にスライドし「ポイント利用設定」、「分配金コース」(再投資型を選択)、「口座の選択」(NISA成長投資枠を選択)を行い
「目論見書の確認へ」をクリック。
⑤「積立注文」画面より目論見書等の閲覧を行い、「同意して次へ」をクリック。
⑥楽天キャッシュの設定画面が表示されたら、「楽天キャッシュの設定の設定へ」をクリック、楽天キャッシュのチャージ設定を行います。
楽天キャッシュのチャージ設定を行います。
チャージ金額を確認(先ほどNISA成長投資枠で設定した金額)したら、「上記金額で設定する」をクリック。
残高キープチャージの設定が完了したら、「楽天証券ページに戻る」をクリック。
⑦「積立注文」画面に戻り、内容を確認、取引暗証番号を入力し、「注文する」をクリック。
「積立設定一覧」を確認すると、NISAつみたて投資枠をクレジットカード決済、NISA成長投資枠を楽天キャッシュで積立設定されていました。
投信積立における楽天カードクレジット決済と楽天キャッシュ決済の違い
ここまで積立設定方法について説明してきましたが、楽天クレジットカード決済と楽天キャッシュ決済でどのような違いがあるのでしょうか。
そもそも楽天キャッシュとは
楽天市場、楽天トラベル、ラクマなどのインターネットサービスと、楽天ペイアプリ加盟店などでお支払いにご利用いただけるオンライン上の電子マネーです。 クレジットカード(楽天ペイアプリでご利用いただく場合は、楽天カードのみ)や銀行口座などからチャージでき、お支払いしたり、友達に送ることができます。
引用:https://pay.rakuten.co.jp/?l-id=default_header_ci
簡単にまとめると、街での買い物や楽天サービス内で使える電子マネーです。
楽天ペイ(スマホ決済サービス)で楽天キャッシュを使うと、最大1.5%の還元(楽天カードから楽天キャッシュへのチャージで0.5%還元、楽天ペイの支払いで最大1%還元)を受けられるのがメリットになります。
私は楽天キャッシュや楽天ペイを無理に使う必要はないと考えています。Apple Payに楽天カードを登録してQUICPayが使えるからです。決済時の支払いがスムーズですし、楽天カードでの支払い時と同様1%還元を受けることが可能です。QUICPayが対応していない場合に備えて楽天カードは持ち歩くようにしています。
投信積立においても楽天キャッシュでの積立は行わず、月10万円まではクレジットカード、追加したい場合は証券口座から積み立てるようにするのがおすすめ。手間もかからずシンプルにまとめられます。
実際にやってみたらわかりますが、積立設定以外にオートチャージ設定もあり手間が多く、正直面倒くさかったです。
比較のため、楽天クレジットカード決済と楽天キャッシュ決済の違いを表にまとめました。
楽天クレジットカード決済と楽天キャッシュ決済の違い
楽天クレジットカード決済 | 楽天キャッシュ (電子マネー) | |
---|---|---|
設定可能上限金額 | 100,000円/月 | 50,000円/月 |
ポイント還元率 | 積立金額の0.5%~1% (※ポイント還元率はファンドの 代行手数料および楽天カードの 種類に基づき判定されます) | 楽天カードからの チャージ額に 対して一律0.5% |
積立指定日 | 毎月1日、8日 (選択不可) | 毎月1日~28日 (選択可) |
ポイント投資・SPU | 対象 | 対象 |
多くの人が利用している楽天ノーマルカードで決済する場合、代行手数料が低いeMAXIS Slim オールカントリーやeMAXIS Slim S&P500などの優良ファンドは、ポイント還元率0.5%です。
楽天クレジットカードと楽天キャッシュを併用すると合計15万円が積立可能です。
楽天キャッシュ決済を使えば確かに楽天ポイントは追加でたまりますが、あくまでポイントはおまけとして考えましょう。ポイ活のために時間を使うのはもったいないですからね。
楽天カードクレジット決済の投信積立を行う際に注意すること
- クレジットカード決済の投信積立スケジュールを確認する
- 月10万円の積立枠を無理に使い切ろうとしない
クレジットカード決済の投信積立スケジュールを確認する
クレジットカード積立設定が完了しても、安心してはいけません。クレジットカード決済の投信積立スケジュールを考慮する必要があるからです。
楽天カードクレジット決済は、毎月12日の積立設定で、翌月1日または翌月8日(休業日の場合はその翌営業日)に投資信託の買付(積立)を行います。
その後、27日(休業日の場合はその翌営業日)に楽天カードの引落先の銀行口座から支払われます。
クレカ決済スケジュールの例(2024年の場合)
申込み日(新規設定や金額変更をした日) | 楽天カードの認証日 買付日 口座引落日 |
---|---|
3/13(水)~4/12(金) | 4/13(土)~4/16(火)頃 → 5/1(水)または5/8(水) → 5/27(月) |
4/13(土)~5/12(日) | 5/13(月)~5/16(木)頃 → 6/3(月)または6/10(月) → 6/27(木) |
5/13(月)~6/12(水) | 6/13(木)~6/16(日)頃 → 7/1(月)または7/8(月) → 7/29(月) |
2021年6月19日以前に1度でも楽天カードクレジット決済による積立をした方は毎月1日です。
私は3/16(土)に申込みしたため、今回クレジットカード決済で設定した金額の積立は5月分から開始されることになります。4月分の買付はすでに申込みがされているため、変更前の積立設定が反映されます。
積立設定を行う前にスケジュールは必ず確認しておきましょう。
月10万円の積立枠を無理に使い切ろうとしない
クレカ積立の枠が月5万円から10万円に広がりましたが、投資金額は無理のない範囲で設定しましょう。年齢や経済状況によって積み立てる金額は人それぞれです。
- ××さんは〇〇万円しているから、私もしないと!
- 積立金額が多いほどポイントがもらえるから!
と焦ってリスク許容度を超えた投資をして、家計を圧迫するのは本末転倒です。
少額からでもコツコツと長い期間続けることで、将来の資産形成につながります。自分のペースで取り組むことが大事です。
楽天証券を使った月10万円クレカ積立設定方法 まとめ
今回は、楽天証券で月10万円をクレジットカードで投信積立設定する方法を紹介しました。
- 月10万円までのNISAつみたて投資枠は、クレジットカード積立で埋めていく
- 楽天キャッシュ決済の併用も可能だが、手間がかかるので無理に使う必要はない
- 積立設定の際にクレジットカード決済のスケジュールを確認する
- 投資金額はリスク許容度の範囲内で、無理に10万円の枠を埋めようとしなくてOK
投資信託の積み立ては、あくまで長期の資産形成を目的に行うものです。今回はあまり触れませんでしたが、
- eMAXIS Slim オールカントリー
- eMAXIS Slim S&P500
といった手数料が安く、長期的に見て資産が増える確率の高い優良ファンドに投資を続けていくことが重要になります。
NISA制度やクレジットカード積立を上手く活用し、今からコツコツと資産形成を続けていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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